the Hanna Zone Garden

作曲・演奏・ボーカルをしています。花園です。

音楽を頑張っている人に見てほしい映画"Begin Again"

こんにちは、The Ubuntuのボーカル、花園です。私は音楽をやっていて、自分たちの作った音楽が多くの人に評価されて、認められることを目標に活動しています。そんな私がこの"はじまりのうた"(洋題:Begin Again)という映画を見た時に音楽をやっている故に(勝手に思っています)たくさんのことを感じました。恐らく音楽をやっていない方とは違った感想を持ったと思います。それを共有したいなと思ったこと、またこの映画はどなたでもぜひ見ていただきたい素晴らしい映画ですし、色んな人に知ってとらえればなと思い、記事を書かせていただきました。

はじまりのうた BEGIN AGAIN(字幕版)

はじまりのうた BEGIN AGAIN(字幕版)

  • 発売日: 2016/02/10
  • メディア: Prime Video
 

 ちなみに私がやっている音楽は今こんな感じです↓


The Ubuntu / Killer Bison (Audio)

聴いていただきありがとうございました。

以下、ネタバレ含みますので知りたくない方は映画鑑賞後にお読みください。また、細かい表現の間違い等あるかもしれませんが、あくまで私個人の感想ですのでご承知おきください。

私がこの映画から受け取ったメッセージ的なものは以下のことです。あくまで私の受け取り方ですが、まとめました。

  • 音楽を作る上で選ぶ思想は人それぞれ。それぞれの正義のもとに音楽は生まれている。
  • 現代の音楽シーンに漠然とした、でも確かな違和感を感じている人たちがいる。
  • 自分が信じて決めたことを頑張っていれば人間的にも成長でき、また周りの人へもその影響の輪が広がり、たくさんの人たちが幸せになる。
  • 知名度を上げるために人脈やコネは必要。ただ、1番大事なのは数ではなく、誰に助けてもらうか。そしてその人とは助けてもらうだけの関係でなく、お互いに良い影響を与え合える関係か、が大事。
  • 利益第一は音楽をマネタイズするには良い考えかもしれないけれど、音楽には敬意を払おう。

以上が音楽をやっている私視点の感じ方です。ちなみこの映画、Maroon5のボーカル、アダム・レヴィーン、そしてモス・デフがガッツリ登場してきます。スゴイですよね。

ではここからは、少し細かくお話しさせていただきます。


グレタ 
曲そのものが求めている形にするべき、つまりどのようなストーリーで生まれた曲なのか、何について伝えたい曲なのかを大切にする。
デイヴ
その曲を聴く人が1番良いと感じる形にするべき、お客さんの反応を考えて曲をアレンジする。

それぞれが信じる考え方で2人はそれぞれの道を進んでいきます。この映画では、グレタにスポットをあててストーリーが展開されていきます。


物語の最初から最後までデイヴは世間から評価され、グラミー賞のようなものも受賞し、ライブハウスでは大歓声を受けています。一方、グレタは物語の最後を除き、ずっと報われません。デイヴに裏切られ、ライブハウスでのオーディエンスの反応もイマイチ、レコード会社からも相手にされません。そこへ、かつて偉大なアーティストたちを発掘してきたが、同じく仲間に見放されドン底を彷徨っていたダンが、彼女の魅力に気付き、これが楽曲制作へ繋がっていきます。


グレタとダンは自分たちが信じる音楽を作り、それを世間へ発信することを目標に活動していきますが、その過程で音楽とは関係のないプライベートな問題も絡まり、人間的にも成長していく様子も描かれています。これは個人的な見解ですが、自分が信じる事に一生懸命に動いていれば、他のことや周りの人ににも良い影響が出てくるのではないかと思います。それを裏付けるように、グレタとダンに比べ、デイヴは音楽活動の大成とは裏腹にプライベートの方はあまり上手くいかず、悩んでいる様子でした。デイヴは自分の音楽のやり方に少し違和感を感じていたのかもしれません。

 

グレタとダンが制作したアルバムはインフルエンサーの拡散もあり、大反響となりました。このインフルエンサーも物語の大事なキーパーソンとなり、私が強く共感できるポイントもありました。それは、よくコネや人脈が大事とは言いますが、1番大事なのはそれ自体ではなく誰に頼るのかを選ぶ、ということです。頼るインフルエンサーは信用できる1人を見つければ良い。また、助けてもらう相手はお互いに良い影響を与えられる関係である人を頼るべきなのかな、と教えられたような気がします。

 

物語の最後、グレタは音楽の成功に甘んじず、また、お金儲けを目的としたレコード会社の意思に納得いかずオファーを断り、独自で激安の値段でアルバムをリリスースします。これも今の音楽シーンへのメッセージのように私は感じました。そして引き続き自分が信じる音楽をダンと作っていくことを選び、物語は終わります。


以上が音楽活動をしている私からの視点で、この素晴らしい映画を見た感想です。皆さんも同じような感想を持ったポイントはありましたでしょうか。あくまでフィクションではありますが、本当にその通りだなと思うポイントが私にはたくさんありましたし、今の自分の考え方にも影響を与えています。共感していただける方がいれば嬉しいです。読んでいただき、ありがとうございました。私たちがやっている音楽は、色んな配信ストアやSNSでも聴けますので。下のリンクからフォローもぜひ宜しくお願いします。ではまた会いましょう。

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